和太鼓作りC

7月15日

     

原木から玉取りしました。3個目を切ったところ、入り皮になっていて太鼓に出来るのは4個までとなりました。

     

これより上の部分は、踏み台や花台に使おうと思います。くり抜いた部分はろくろの材料に製材します。くり抜くときはカービングバーを浅く入れ一周し、二周目はその内側を切っていきます。それから内側に沿ってバーを差し込みます。勘だけが頼りです。反対側からの切り込みに貫通が近くなると、「パキパキ」欅が泣き出します。

     

貫通したら芯を抜きますが、足で蹴っても抜けますが、重たいのでユニックで持ち上げてやると楽ちんです。

     

1日で3個抜きました。工房の方へ持って帰り、雨降り仕事に成形していきます。右上は今回出た鋸屑です。軽トラ山盛りでした。

     

ねじれを直すために、米袋をパレットに積む回転テーブルを使ってみました。垂直に胴が立つようにした後、天井から鉛筆をぶらさげて線を引きました。右上の写真は唄口をカットしたところです。

                                     
     

カービングバーで唄口と内部を荒削りしました。その後は電動カンナで成形しました。

     

朝5時に起きて、雨が降っていたら会社に出勤するまで成形していました。白っぽいのが今回削った胴です(1尺7寸3個)。右上のは昨年根っこから抜いた胴。その下は今年の4月に抜いた胴です。だいぶん色が出てきました。私のホームページを見た人が作品を見せて欲しいということで、大きいのを全部出してみました。今回削った胴は、厚さ6cmにしました。乾燥が早ければと思ったからです。割れが心配なんですけどね。南会津の星さんに教えていただいた唄口の割れ止め(新聞紙)をやってみました。内側にも貼ってみます。色々やってみないとわかりません。



内側にも新聞紙を貼って保管の状況です。電動工具を収める場所ですが、太鼓胴で中に入れなくなりました。早く工房を増築しないと・・・・・

7月15日

   

縄久利太鼓で使っている4尺締め太鼓を修復することにしました。胴の材は桐の様です。節穴も空いているし、腐食も見られます。クイックボンド・との粉で塞ぎます。キガタメールも使おうと思っています。革はアウターネット植村氏に相談中。4月24日までに仕上げる予定です。

   

工房に持って帰りロープを外した。一人で1時間以上かかった。

   

桶の中を覗いてびっくり、大正7年に修復していた。この太鼓の生まれは?????
昭和30年に張り替えしてある。細工人は地元の太鼓屋さん。

   

こんな歴史のある太鼓に手を付けて良いのかしばらく悩んだが、たがを外して削ってみた。材は桐のようです。削ると虫穴が大きくなるところもあり大変な作業です。しかしこの桶は板厚・板幅も色々でよくこれで桶になったな。

   

型板の製作です。革取り直径1500mm。ヒモ穴30コで計算しました。

   

材の程度が非常に悪く、大穴はクイックボンド・との粉で塞ぎ、との粉で目止めした。たがの下を目止め中に桶がバラバラに・・・・竹でダボが打ってあったけどその竹がぼろけていました。

   

もと穴が使える物はそこに新しく竹でダボを打ちました。写真は新規の穴です。歌口を揃えていたのに・・・・組み上げるとやっぱり歌口にずれがありました。この後はキガタメールにて処理します。

   

との粉をサンディングしてからキガタメール(メイプル)を塗りました。写真左上。右上はウレタンニス3回塗装しました。今回はエアガンを使いました。

   

たがを入れて胴の補修は終わりにします。リングは溶接箇所が離れていた部分を溶接し錆を落としてスパイラルチューブФ16mm巻きました。

   

アウターネットからオス革2枚購入。硬いお尻の部分を外しほぼ真ん中部分で裁断しました。

   

マキタオービットサンダで厚さ調整。右上は解いたロープを洗濯し、チームカラーの紫に染めているところ。

   

今回は大物なのでどうやってプールを作るか思案していました。今回は2tダンプにシートを張りました。これなら移動も出来るし水替えも簡単です。

   

2月22日
革の緊張は今までと一緒です。ロープは安価のトラロープを使用しました。

   

ロープを締め上げる度に革の上に乗ります。この時に少しずつ革がのびてきます。

   

縫い型板を載せて2mmドリルで穴を開けます。縫い糸はブラインドコード2mm使用。ロウを塗りつけ縫っていきます。

   

朝6時から15時まで掛かりました。手がワヤです。1週間経てば良くなるかな・・・・・
   

2月28日朝6時から2枚目の革張り作業です。先週色んな事があって未だに気分悪り〜が、気を取り直して作業する。素人作家にも意地がある。こだわりがある。男なら大股開いて道歩けねちっこい奴はデーキレーだ。気を取り直して、縫い方だが全く我流である。ヒモ穴の最後に写真右上の様に負わすことで縫い糸がが緩みません。

   

裏側の縫い方にも気を付けたい。同一方向から糸が出る様にしている。見えないところだけどこれが和だ。拘りだ。今回も針で手が切れ流血した。ぼろけた手を見て当分革縫いはしたくないと思った。明日からはイノシシを追いかけるぞっと。


   

3月8日革も乾燥し、メンバーと組み上げました。調べの通し方に不満はあるものの音は最高です。

   

調べを直し現在の様子。

7月15日

   

こんな感じで乾燥中の欅材。焼き肉の煙でだいぶん黒くなったv(@∀@)v 今回の設計寸法 直径77cm・板22枚・板幅115mm・板厚35mmです。
   

板厚・幅を揃えた後に台形に削っていきます。今回の反省点は板幅を115mmにしてから台形削りをした事。最終幅が設計より1〜2mm狭くなった物がいくつか・・・・微妙な隙間ができた( _ _ )..........o
   

このために購入していたジョイントカッタ。ビスケット1袋使いました。圧着も簡単に出来ました。

   

今後は円形に成型する・・・・と言ってから月日は流れ・・・3ヶ月以上・・・・・猟期も終わり重い腰が上がった。この太鼓実は3月以内に納めないとならないのだ。急ピッチで作業を進める。右上写真唄口を揃えているところ。平らな板を当てて高いところをカンナ掛けする。

   

唄口を揃えサンディングも終了したところ。いつもと一緒なので工程を省きます。

   

左上キガタメール拭き塗装。右上ウレタンニス塗装後。工程は省きます。

   

組立前と組立後工程は省きます。よろしく・・・・・3月22日何とか完成( ̄ー ̄)やっぱり今年はイノシシと遊びすぎた。毎年雪の下で木工製作していたのに・・・今後は考えんといけんね。

   

平成23年7月2日 以前作った3尺締め太鼓の台が完成した。7月9日に泥落としフェスタという企画に出演するため久しぶりに木と向き合うことになった。この締め太鼓は台が無かったため、製作してから叩いていなかった。材料は檜で製作日数は1.5日。






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