和太鼓作りC

7月15日

仕事現場で欅をもらいました。写真右側の蔦が巻いているヤツです。下から1m位で二股に分かれています。上に電線があるせいか、何回も頭を飛ばした形跡があります。腐れが心配なのと、元の部分が早くから二股になってないといいのですが、、、

     

     

予想どおり腐れが入ってました。しかもどこの部分を切っても入ってます。これでは通常価値がありません。やっぱり私がいただいて太鼓にするしかないでしょう。根本は写真右上です。4tのタイヤより少し小さいです。早速休憩時間に枝の部分にチェンソーを入れてみました。本日はここまでで終了。天気の良い休憩時間を使って木取り・くり抜きをしていきます。現場に来るのが楽しみになってきました。



7月15日
    

    

   

自動カンナ盤を譲ってもらって、くり抜き胴を製作する前に構想していた桶太鼓の製作に踏み切りました。材は杉です。芯が黒色をしていた杉でした。もちろん倉庫で乾燥させていた物です。
昨年の大晦日に鳥取県の太鼓製造販売をしている大江商店さんからいろいろなアドバイスを頂き、くり抜き胴は3年から5年は乾燥させなさいとの事でした。なので当分鋲打ちとなる革張りは致しません。会津の星さんは短期間で乾燥させる方法を紹介されているんですけど・・・
本当は譲ってもらった自動カンナ盤に最近ぞっこんなんです。毎週日曜日にはカンナ盤を出して削ったり、刃を研いだりしています。以前にも書き込んだとおり夢は膨らむばかりです。
今回の桶太鼓(鼕)は3尺のリング革ということで取りかかりました。材料を分きめしたところ8分から7分にまでやせてしまいました。節のない部分、ゆがみを直すと仕方ありません。幅は95mm、24枚で直径72cm位といったところです。微妙な削りのゆがみ、接着剤などで計算より直径で8mmほど大きくなりましたが上出来でしょう。自動カンナ盤のおかげです。
今年初めに現場で切った欅ですけど全身虫食いで使い物になりませんでした。3番の枝の部分は締め太鼓に使えるかな?


    

昼に近所のおじさんからTELあり、昨日欅を頼まれて切ったけど搬出が困難で依頼主はその場で腐らしてしまうと言っているとの事。だけどお前ならなんとかして出せるのでは?との事でした。近所のおじさんというのは空師といっても過言ではない。以前から大きな欅が欲しいとお願いしていました。早速現地に行ってみました。2尺1寸が何とか取れるかな?もちろんその場でこの欅は頂きました(お金は払います)。ですが、国道から搬出することになり道路の使用許可等の届け出が必要になり、片側通行を要するので人件費がかかります。



    

この木は榎です。これも近所のおじさんが倒しました。2尺が取れるかな?1番はもらいましたが、木の特性から迷っています。大きいのが魅力なんですけどね・・・・
今週は久しぶりの連休となり自宅にいて大変忙しく過ごしました。ここには掲載しませんけど、母からの依頼で雛人形の台となる板を削ったりしました。今度の休日は忙しかったんですけど、かなりリフレッシュできました。



7月15日

    

外はこんな感じなんですけど工房の中はあついッス

    

製作中の鼕ですが、圧着に成功したと思います。先週の日曜日は夕方まで雪かきで太鼓製作は出来ませんでした。最近は休日が日曜日だけなのでなかなか太鼓製作が進みません。今回は歌口の加工を致しました。歌口の厚み4mmに揃えました。もう少し薄くした方が良いのかもしれませんが、叩いてみないとわからないです。歌口が厚いと叩いた時に歌口の内側に革があたって音が良くないのは理解してはいますが、それがどれほどなのかということは、職人さんでないとわかりませんよね。
歌口をこのままでいいのか?疑問ですよね。多分昔はこのままだったと思いますが、やっぱり補強を考えています。寿化工業に質問したところキガタメール6号がおすすめとのことでした。着色等は、南会津の星木工所さんにアドバイスしてもらっています。



7月15日

    

    

3尺のリング製作です。現場の休憩時間に製作しました。25mmの合板で型を作り、人力で曲げました。丸鉄は22mmです。人力でざっとは曲がるけどそれからが大変でした。丸鉄は6m、3尺の円周は2.827mなので計算では2本は取れることになりますが、丸鉄の端はなかなか曲がりませんでした。上の2枚の写真はそれでも何とか人力でと思い、試行錯誤しているところです。しかしどうもうまくいかず、結局丸鉄の端だけアセチレンガスで曲げました。下左の写真は、型に丸鉄を沿わし切断箇所を決めているところです。

    

溶接は自宅でしました。型に再度当ててたたきながら成型していきます。大きなリングは鉄工所に製作を依頼しようかと考えていましたが、心響太鼓さんがインターネットで人力でのリング作りを紹介されていました。今回はそれを参考にしました。

    

今週の日曜日は大変に忙しい。寿化工の技術部に相談し、キガタメール6号と6号Lを購入しました。写真右は6号を歌口に塗布したところです。初めてなので使い方がイマイチわからない。浸透しなくなるまで繰り返し塗布しなさいとの事でしたが、、、そのうち光沢が出てきたのでこれで良いのかな???歌口の外側にも塗布しましたが、見えないところなので刷毛塗りとしました。

    

キガタメール6号Lを外側と内側にも塗りました。外側は5回。内側は4回です。刷毛で板2枚分塗り、布で拭き取るの繰り返しです。これもどこまでやっていいのやら、さっぱりわからない状態でした。塗装・仕上げは私の一番苦手とする工程なのです。もう少し情報を得てから作業した方が良かったと思いました。最後に6mm綿ロープ30m染めました。たがの代用にと思っています。



7月15日

    

ウレタンニスを塗りました。キガタメール、ニスを塗るたびにしっかりとしてきました。手で押さえても変形しなくなりました。

    


     

会社の仕事で知り合いになった人から譲ってもらいました。穴の開いた木は欅です。もう1本はわからないが、桜ではないか?との事でした。その人は松で彫刻されていて、欅は余り興味がないんだそうです。私が太鼓を作っていると話すと、土場に連れて行かれこれもって帰れって感じでした。ありがとうございました。



7月15日

     

今週は額縁製作のため太鼓は作りません。しかし時間がちょっとだけあったので、欅と桜を洗浄ポンプで掃除してみました。桜は赤みの部分が少なく、あまり大きな太鼓は取れそうにありません。製材にしようかな???しばらく悩むと思います。

    

製材しようかと悩んでいたんですけど、親父に腐れが入っていて製材しようかな?と一言言ったものだから出張から帰ってみたら製材してありました。やっぱり穴も開いていて腐れもかなり入っていました。もう少し乾燥しないと腐れの状態はわかりません。1寸に挽いてあります。上の14枚が桜その下は欅その下は檜の材です。



7月15日

    

今回の型板は手書きで寸法しました。暖かくなってきたので工房の中にパソコンを持ち込みCADと電卓で寸法しました。

    

    

革取りの型板と縫い穴の型板2枚作りました。分度器を使わずに直角三角形から計算しました。計算といっても得意でないので、CADで計算させています。左上の写真はコンパスです。革取りφ1160でやってみます。

    

革取りをし、革の厚みを揃えたところです。腹から背中まで使うため厚みを揃えるとかなり薄くなります。薄いところは無視しています。毛を取るくらいです。ベルトサンダーと仕上げサンダーを使いました。一番困ったのがどうやって水に漬けるかでした。家にある一番大きなパレットの端にブロックを置き、シートでプールを作りました。フォークリフトがあるので移動も簡単です。

    

リングの成型です。以前溶接までしていましたが、微妙な狂いがあるため南会津の星さんが使っていた鉄筋曲げの道具を真似して作ってみました。

    

いよいよ革張りです。今回はかなりうまく張れたと思います。

    

最初に型板に合わせて2mmの穴開けをしました。縫い糸はブラインドコード2mmです。

    

朝6時から夕方3時までかかりました。思ったより順調で早く終わりました。大きな物の方が縫いやすいですね。

    

2枚目の革張りです。前回ロープが切れかけていたので、6mmロープとトラロープを使いました。
4月24日の祭りの朝に完成しました。調べの締め上げに不満がありますが、時間がなく暇なときになおします。存在感のある音がします。

7月15日


    

    



スライドマルノコ、角のみ、テーブルソーを使い台を製作しました。4月24日の祭りに太鼓をお披露目するために急ピッチで作業を進めています。仕上げはワトコオイル(ナチュラル)にしました。材料は欅ですが、切り時が悪かったせいか虫が入ってました。


7月15日

    

以前紹介した木を我が家の農機具格納庫のほうへもって帰りました。どちらの木も搬出に苦労しました。


7月15日
    

根元から65cmで玉切りし、最大径となる72cmで円柱を作ることにした。

    

ハスク254カービングバーが大活躍です。玉切りからくり抜きまで3時間程度で終了しました。

    

直径72cmで電動カンナをかけます。右上の写真は歌口の高さを揃えたところです。高さというより偏心ですかね。再度コンパスで歌口の外と内側にけがきします。
    

カービングバーで太鼓の形に切っていきました。カービングバーは大型ジグソーといったところです。その後は、電動カンナで削りました。この状態にしておけば干割れしないでしょう。春の農作業が終わるまで木工用ボンドを塗り保管します。

    

今回出た切りくずです。写真の他に鋸屑がもみ袋4袋でした。右上のくり抜いた部分にもボンドを塗っています。干割れしているので太鼓にはなりません。製材しようと思いますが、短いので製材所の機械にはかかりません。チェンソーアタッチメントを購入し、今度はチェンソーで製材してみようと思います。









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